2017年1月公開のチェック映画

マグニフィセント・セブン(THE MAGNIFICENT SEVEN)
2016年アメリカ作品 日本公開2017年1月27日

あけましておめでとうございます。本年もこの更新の少ないTheater5418をよろしくお願いいたします。年頭から、既に1週間過ぎた更新での1月公開映画チェック作品を取り上げることとなり、この一年の様子も伺えようという感じになっていますが、かなりゆっくりペースの更新でも今は続ける予定でいますので、ちょっとでも気になっている方はおつきあいいただければ、とお願いかねがね、希望いたします。

今月はそこそこ観たい作品が並んでいます。7日に公開した2作品、「ブラック・ファイル 野心の代償」と「パシフィック・ウォー」。ちょっとマイナー作品ぽいですが、こちらも出演者は興味深い。前出はジョシュ・デュアメル主演でアンソニー・ホプキンス、アル・バチーノ、イ・ビョンホン、ジュリア・スタイルズ共演と実力派揃いで監督がジンタロウ・シモサワとあるので日本人でしょうか? 「パシフィック・ウォー」はニコラス・ケイジ主演の第二次大戦もの。トム・サイズモア、トーマス・ジェーン、ジェームズ・レマーとアクション経験者の俳優を揃えての実話をもとにした作品のようです。そこも気になるのですが、監督がマリオ・ヴァン・ピーブルズ。このところテレビ作品での監督業が続いていた感じのマリオ。俳優の頃から注目していた1人でもあり、映画での監督作品は興味が沸きます。

21日公開作品ではスコセッシ監督の「沈黙 -サイレンス-」。遠藤周作の「沈黙」が原作の時代物の映画化です。アンドリュー・ガーフィールドを主演に迎え、日本人俳優も手抜き無くキャストされているようで期待できそうです。宗教が絡む題材だけに難しい部分もありそうですが、どう作られているのでしょうか? そしてもう1本は当サイトの趣旨にも合っていると思える「アラビアの女王 愛と宿命の日々」。ニコール・キッドマン主演のイギリスの実在の女性の物語。共演者がジェームズ・フランコ、ダミアン・ルイスなのも気になりますね。

27日公開作品ではマーベルヒーローをベネディクト・カンバーバッチが演じる「ドクター・ストレンジ」、大きな話題となった事件を描く「スノーデン」、そして誰もが知る「七人の侍」=「荒野の七人」をリメイクした「マグニフィセント・セブン」の3本。「ドクター・ストレンジ」は理屈抜きで楽しむにはよさそう、ベネディクトが出てるし。「スノーデン」はあれだけ話題になった事件、人物を巨匠とも呼ばれるようになったオリバー・ストーンがどう描いているのか、若手の実力俳優と呼ばれるジョセフ・ゴードン=レヴィットのスノーデンはどうか、脇役俳優もザカリー・クイント、トム・ウィルキンソン、リス・エヴァンスと注目です。

でも、ここはやはり私の個人的感情で「マグニフィセント・セブン」を選びました。西部劇が好き、デンゼル・ワシントンとイーサン・ホークが出てる、それだけの選出でもあります。特に「荒野の七人」は好きな作品のひとつで何度も観ているのも理由でもあります。今回の作品は現代風のアレンジもあるようで音楽も例の聞き慣れたテーマ曲ではなさそうです。アントワーン・フークア監督の作品は実はまだ未見で何とも言えないのですが、予告編で観るデンゼル、かっこいい~。イーサンがいいのはわかりきっている、ヴィンセント・ドノフリオの西部劇はちょっと結びつかないけど、予告を観た感じは悪くなさそう。マグニフィセント・セブン役ではないけど、ピーター・サースガードとマット・ボマーも出ているようなので、観たいなあ。無理な本音を言わせて貰えば、1998年のドラマ版「荒野の七人」のメンバーでリメイクして欲しかったんだけどねえ。(2017/01/08)