2013年5月公開のチェック映画
モネ・ゲーム (GAMBIT)2012年アメリカ作品
日本公開2013年5月17日
今月の注目作品は何においてもこれ! コリン・ファース主演で、アラン・リックマン共演。ヒロインにはキャメロン・ディアスとくれば、どんな大作が今月公開されようとも私はこの作品を選んでしまう。監督は、マイケル・ホフマン。脚本が監督や製作もこなし、アカデミー賞受賞者でもあるジョエルとイーサン・コーエン兄弟。1967年の「泥棒貴族」(未見だが、是非観たい作品。主演にマイケル・ケインでシャーリー・マクレーン共演。とても良くできた作品らしい。この二人は好きな俳優でもあるのでチェックしなければ)のリメイク版というこの作品では脚本のみを担当。
実はこの兄弟は私の好みとは言い難いのだが、今回は脚本だけだし、ホフマン監督はなかなか私好みの作品を撮っている人である(というか、起用する俳優が私好みか?)。2000年以降の作品は見逃しているのだが、どの作品も観てみたいものばかりであることは事実。
モネの贋作で詐欺を企む美術学芸員のハリーに扮するのはコリン・ファース。この詐欺の仲間に引き入れた天然カウガールのPJにはキャメロン・ディアス。カモになる億万長者のメディア王にアラン・リックマン。コメディ路線で見せる詐欺ストーリーという展開もこの手の話が大好きな私にとって大きな魅力。そして、メディア王が呼んだ鑑定士役には名脇役とも言えるスタンリー・トゥッチ。この顔ぶれは、もうワクワクドキドキすること間違いなし。
ちょっと公開劇場は少ないようだが、観たいな~、観たいな~。何より、コリン様のお顔を劇場で拝見できる、それが私の一番の楽しみなのだが、今や「ハリー・ポッター」シリーズのスネイプ先生役で子供も知っている俳優になったアラン・リックマンも大いに期待なのだ。私にとっては、彼は「ダイ・ハード」のテロリスト役と「いつか晴れた日に」の大佐役のイメージが強すぎて(全く違うこの二つの役だが)、コメディは結びつかない。とはいえ、たくさんの作品に出演し、様々な役をこなしている名優の一人とも言えるリックマンなので、心配までもないと思う。キャメロン・ディアスのコメディネンヌぶりは証明済みなので安心だし、理屈抜きで楽しめる作品になっているのでは、と思っているのだが、いかがであろう?(2013/05/07)