アバター

Avatar 2009年 アメリカ作品
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン(ジェイク・サリー役)、ゾーイ・サルダナ(ネイティリ役)、シガーニー・ウィーヴァー(グレース・オーガスティン役)、スティーヴン・ラング(マイルズ・クオリッチ大佐役)、ミシェル・ロドリゲス(トゥルーディ・チャコン役)


3Dの凄さ、映像の凄さと言う点では評判通りすごかった。確かに技術の進歩に驚かされた。実体験は出来ない世界を映画で疑似体験することが出来る、その興味を満たすことや体感することの興奮は実際3Dでこの映画を観れば、今までに感じたことのない高揚感を得られるかも知れない。その実現にチャレンジしたキャメロン監督やクルー達、そして目の前にはないものや相手を想像しつつ演技した俳優達の苦労は賞賛に値すると思う。

個人的にはキャメロン監督は好きな監督だし、期待を裏切らない監督であることもこれまでの作品からわかっていた。本当に映像は素晴らしかったと思う。舞台の設定も主人公が送り込まれる星の様々な様子の想像力も魅力的だった。だが、それに力を注ぎすぎたのか、ストーリーはありきたりすぎた。いや、話の展開なんて、そうそう突飛にはできないのかもしれない。とは言え、一ひねり欲しかったと考えるのはファンの期待としては大きすぎるか?

アカデミー賞レースで元妻のキャサリン・ビグロー監督の「ハートロッカー」(私は未見)が受賞したのも致し方ないのか?…と思えてしまうもの事実であった。SFは受賞できない、と言われているアカデミー賞だが……。

今月は主役を演じたサム・ワーシントンの新作「崖っぷちの男」が日本でも公開する。この俳優は私好みではないけれど、予告編を見る限りは一体どんなことが起こるのか興味のそそられる予告であった。「アバター」の時同様に再び注目を浴びるのか、ちょこっとチェックかな?(2012/07/12)

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