タイムマシーンにお願い
Quantum Leap 1989~1993年 アメリカ
このドラマについて
天才的な量子力学者のサム・ベケットは、子供の頃から英才教育を受け、物理学だけでなく広範囲の知識と教養を身につけている。その集大成のようなクォンタム・リープ計画は、政府機関のバックアップのもと、秘密裏に進められている。過去へのタイムトラベルをするというものだ。その手助けになるものとして”ジギー”と呼ばれるコンピューターも作り出した。だが、実験中の些細な事故から、サムは時空の穴へと吸い込まれてしまう。
突然、放り出された過去の時間の中で、彼は窮地に陥っている名もなき過去の人物を救わなければ、現実の世界へ戻ることが出来ない。繰り返される過去の旅。サムを現実の世界から応援するのは、コンピューターの”ジギー”と彼を通してホログラムとして見えるアルだけ。サムは現代へ戻ることが出来るのか? 果て無き過去の旅は続く。
といった内容。過去の旅をするサムは、そこで危機を迎えている人物を助けるわけだが、その時にはその人物になっている。だから、子供のときもあるし、女性のときもある。また、その職業はさまざまだ。サムにしてみれば、鏡に映る自分が別の人物に見えるわけだ。本人は成人男性なので、見ているこちらはコメディのようでおかしい。
このドラマはゲストが多彩。今となっては有名になった映画スターたちが次々と登場。日本では第二シーズンまでしか放送されていないよう。アメリカでは第五シーズンまであるらしいので、是非、未放送分を見てみたいもの。
輸入版が購入できるようです。残念!
英語だけですので、わかる方は是非!
おそらく科学のことを真面目に考えてこの番組を見たら、矛盾も多いかもしれないのだが、ドラマの面白さと言う点では満足できる作品と言えるのではないかしら?
サムが毎回、誰かの体の中に入ってその人物の危機を救う姿は、時に涙を誘い、時に笑いころげ、はらはらドキドキの末に無事、事件は解決する。でも、サム自身は一向に現代には戻れず、またも誰かの体の中……。
誰の体なのかわからないサムは、毎度ドッキリ。子供だったり、女だったり、黒人だったり、その反応も様子も見ている側には滑稽だったりするけど、本人は真面目。その微妙なバランスがサムとアル以外の出演者はすべて毎回違うゲスト、という日本ではちょっと考えられないキャスティングを支えていたのではないかと思う。今となっては結構豪華なゲスト陣。日本での未放送分にはどんなゲストが出演していたのか、とても気になる。
出演者とキャストについて
スコット・バクラ(サム・ベケット=声:安原義人)
ディーン・ストックウェル(アル・=声:中村正)