ファミリー・タイズ
このドラマについて
中流家庭のキートン家の日常が描かれるファミリー・ドラマ。このドラマはちょっと意外だけど、私はテレビ東京で夕方に放送されていた時に初めて観た。
主人公はキートン家の長男、高校生のアレックス。彼が繰り広げるちょっとピントのずれた男の子ぶりが、笑いを誘い、また、ほのぼのとした雰囲気も醸し出していた。末っ子のアンディが生まれると、今度は彼が兄のアレックスを上回る笑いを提供。長女のマロリーやジェニファーの成長も同じ女性としては見逃せない番組だった。
この作品で人気に火がついたマイケル・J・フォックス。私もこれでファンになった一人だが、後の「バック・トゥー・ザ・フューチャー」で彼はその人気を不動のものとした。
マイケルのファンになったきっかけの作品、私には記念すべき一作。実に楽しいドラマでした。おそらく、これはマイケルにとっても同じだろう。この作品で共演したトレーシー・ポランと結婚したのだから。ドラマでの最初の恋人はコートニー演じるローレン。このふたりも素敵だったが、その後、ローレンと別れた後、大学で知り合ったエレン(トレーシー・ポラン)と恋人同士になる。このふたりの感じはとてもよかった。お似合いだったというのかな。あくまで私の印象でしかないけど、”いい夫婦”というのは、ふたりでいるときの雰囲気が、とてもいい。まさに「お似合い」なのだ。それは俳優や有名人だけのことではなく、ごくごく普通の人でも言える。
ところで、当然、日本での放送は吹き替えで、マイケルの声はこの番組では宮川一朗太が吹き替えていた。しかし、マイケルが有名になると彼の出演した映画がテレビで放送されるようになり、その時には吹き替えは三ツ矢雄二になっていた。私にとっては宮川一朗太の方があっていたので、現在放送中の「スピン・シティ」ではまた彼に戻ってくれて、ちょっと嬉しかった。こうした吹き替えは、結構重要だと思っている人も多いと思う。本当は字幕がいいとは思うけど、ドラマを十分に楽しむためには、やはり日本語の方がベスト。顔と合う声のイメージは大切ですよね。(2000年)
出演者とキャストについて
マイケル・J・フォックス(アレックス・P・キートン役)
Starlight Cafeへ
マイケル・グロス(スティーブ・キートン役)
メレディス・バクスター(エリス・キートン役)
ジャスティン・ベイトマン(マロリー・キートン役)
ティナ・ユーザーズ(ジェニファー・キートン役)
ブライアン・ボンソール(アンディ・キートン役)
コートニー・コックス(ローレン・ミラー役)
トレーシー・ポラン(エレン・リード役)
マーク・プライス(スキッピー役)
スコット・ヴァレンタイン(ニック役)