ライ・トゥー・ミー 嘘の瞬間
このドラマについて
嘘を見抜くプロとして事件や問題の解決に協力してきたカル・ライトマン博士とその研究所のメンバー達の活躍を描くドラマ。嘘をつく人間の行動や仕草や顔の表情を細部にわたって研究し、言葉での嘘を瞬時に見破ることが出来る科学者のライトマン博士の実力は有名であり、実績もある。ライトマングループという研究所を設立し、様々なクライアントからの仕事を受ける彼のスタッフには、心理学者のフォスター医師、主に映像分析を担当する分析官のローカー、嘘を見抜く天賦の才能を持つトーレスと有能な人物が揃う。毎回、依頼される事件を解決する方法は、ほとんどが相手との対話。ここに他のドラマとは違った見所があると言えそう。
主役のライトマン博士は高校生の一人娘がいるが、検事である妻と離婚している。演じるのはティム・ロスとジェニファー・ビールス。娘にはヘイリー・マクファーランド。フォスター医師役には、「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」で有名になったケリー・ウィリアムズ、嘘がつけない正直者のローカー役にはブレンダン・ハインズ、ライトマン博士のやり方に時に怒りを隠せないトーレス役にはモニカ・レイモンドといったキャスティングだ。(2011/12/27)
ライトマン博士にはモデルがいるとのことで、こういう研究をしている人がいたとは、本当に世の中にはいろんな研究をしている人がいるんだな、と感じてしまう。顔の表情の研究は、よくよく考えれば、あって当然とも言えるが、それをドラマにしてしまうその発想も製作者側の凄さと言えるかも知れない。
まあ、私自身は単純にティム・ロスのドラマとあって観たかった、というのが本音。彼の普通の人(と言えるかどうか微妙だが)の役って、先日UPした「グッド・ワイフ」のアラン・カミングと同じくらい珍しい、なんて思ってしまうからだ。そして、結果、やっぱりティム・ロスっていいなあ、などと改めて感じた次第……。
ドラマの面白さは、言うまでもない。人は日常生活でも小さな嘘はついて生きている。生死や大事件になるような嘘はまずいけど、それが現状。登場するキャラクター達はそういう嘘にも気づいてしまうのが困ったところ、とドラマの中でもそこはにおわせているが、だからこそ事件や問題の解決にも至る能力がある、と言えるもの本当のところだろう。
どんな人も、どんなときも人は嘘をつくときに同じ仕草や行動をするものだ、と言っているのを聞くと、また実際の有名人の映像が流れて見せられてしまうと、その不思議に驚くと共にやっぱり嘘はいけないなあ、とも再確認。第3シーズンまでで終了とのことらしいが、残念! とりあえず、日本でも全部放送してくれることを期待したい。
出演者とキャストについて
ティム・ロス(カル・ライトマン博士役 声:平田広明)
Starlight Cafeへ
ケリー・ウィリアムズ(ジリアン・フォスター医師役 声:加藤優子)
「ザ・プラクティス/ボストン弁護士ファイル」へ。
モニカ・レイモンド(リア・トーレス役 声:皆川純子)
ブレンダン・ハインズ(イーライ・ローカー役 声:杉山大)
「FBI失踪者を追え!」や「ターミネーター:サラ・コナークロニクルズ」のゲスト出演など、ドラマで活躍中。
ヘイリー・マクファーランド(エミリー・ライトマン役)