24 TWENTY FOUR④

24  第3シーズン(2003~2004年)
「ウィルスによるテロ攻撃、CTU局員それぞれを襲う危機を回避できるのか?」
核爆弾のテロ事件から3年がたっていた。ジャックはキムとの関係も修復でき、今では一緒にCTUで働いている。相棒のチェイスは若いが優秀な人材だ。そこへ収監中のメキシコの麻薬王ラモンを釈放するようにその弟のヘクターが要求してくる。応じなければ殺人ウィルスを効果的な場所にばらまくという。ラモンはジャックが以前、過酷な潜入捜査の末に逮捕した人物だ。キムとチェイスがつきあっていることを知ったジャックは、娘を思うあまりチェイスを現場からはずし、バイオテロを防ぐべく、ジャックは危険な賭けに出るのだが、事件は思わぬ方向へと動き‥‥。一方、パーマー大統領はテロの脅威と戦いつつ同時に大統領再選に向けた対立候補キーラー上院議員との討論会を目前にしていた。別れたシェリーの行動や家族のこと、そして新たな恋人の存在など、スキャンダルでパーマーに優位に立とうとするキーラーに対してどんな作戦で対抗するのか。

出演者データ
引き続きの登場人物
キーファー・サザーランド(ジャック・バウアー役)
エリシャ・カスバート(キンバリー・バウアー役)
カルロス・バーナード(トニー・アルメイダ役)
サラ・クラーク(ニーナ・マイヤーズ役)
デニス・ヘイスバート(デビッド・パーマー役)
ペニー・ジョンソン・ジェラルド(シェリー・パーマー役)
ジュード・チコレッラ(マイク・ノヴィック役)
レイコ・エイルスワース(ミシェル・デスラー役)
グレン・モーシャワー(アーロン・ピアース役)

ジェームズ・バッジ・テール(チェイス・エドモンド役)
チェイス役を好演していたと思うのだが、このシーズンだけの登場で終わってしまった。いや、まだ番組自体はあるのだから、死んでいない限り再登場の可能性はありか? チェイスは若い捜査官にありがちな突っ走るタイプでありながら、付き合っていた女性が「あなたの子供よ」と置き去りにした赤ちゃんを育てているという一面も持っている。クロエ以外の仲間はそのことを知らない。鋭い洞察力や決断力、行動力も持ち合わせ、この仕事に合っているのではないかと私は感じていたのだが‥‥。再登場を希望する。バッジ・テールは「CSI科学捜査班」や「レスキュー・ミー~NYの英雄たち」などにゲスト出演している。

D・B・ウッドサイド(ウェイン・パーマー役)
ウッドサイド演じるウェインはデビッド・パーマーの弟である。登場していなかった第1シーズンの頃は民間企業に勤めていたようで、今回からパーマー大統領の右腕としてその優秀振りを発揮する。本当に有能な人物だ。誠実であろうとするあまり、時に理想主義に走りすぎる兄を客観的にとらえ現実的な選択へと導く。人脈を駆使して有利な立場に立とうとする策略家的なシェリーを失った後のパーマー政権を支える中心的人物と言っていい。弟なのでデビッドの信頼は抜群だ。その彼にも弱みはある。女だ。今回はそのことが兄デビッドの地位を危うくすることになる。ウッドサイドの他の出演作には「バッフィ~恋する十字架」でのセミレギュラー出演(第7シーズン)がある。この番組もなかなか面白いので、こちらでのウッドサイドも観てみたいものだ。

メアリー・リン・ライスカブ(クロエ・オブライエン役)
「24」ファンの中では密かにクロエファンが増えつつあるという噂である。いわゆる人気者の女の子タイプとはほど遠いクロエであるが、どこか男心をくすぐるものがあるのだろう。美人じゃないし、いつも一言多いし(しかも言われたくないことを言う)、愛想もない。「この人、友達がいないんだろうなあ」と思わせる彼女だが、でもコンピュータにかけてはピカ一。CTUでは右に出るものはいないというくらい、その実力はお墨付きである。頭はいいけど、周囲への気配りが足りない点が友達が少なそうと思わせる原因か? クロエ役のライスカブはテレビで活躍のようだが、「ファイヤーウォール」、「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」や「メラニーは行く!」、「パンチドランク・ラブ」など映画出演もある。

ジーナ・トレス(ジュリア・ミリケン役)
ジーナ・トレスが演じるジュリアは、ウェインがかつて付き合っていた女性である。だが、パーマー政権の絶大なる支持者アラン・ミリケンの妻であり、言わば二人は不倫関係にあったことになる。このことが発覚してデビッドの頭を悩ませることに。ジュリアはミリケン夫人の座に十分に満足しつつも、愛情面では満たされていない。夫とは年の差があるし、病持ちの彼はジュリアを満足させることは出来ないのだ。若く情熱的で優秀なウェインを忘れられない。その心の隙間につけこんでくるシェリー。女の弱さを垣間見る瞬間と言える。トレスのその他の出演作品は「エイリアス」、「プロファイラー/犯罪心理分析官」や「CSI科学捜査班」などのドラマや、「マトリックス」(レボリューションズ、リローデッドとも)、「マンハッタン花物語」などの映画にも出演している。

アルバート・ホール(アラン・ミリケン役)
ミリケンはパーマー大統領の支持者として大きな影響力を持っている。デビッドも簡単には無視できない。長い付き合いであり、シェリーもよく知っている人物だ。若い自分の妻がデビッドの弟ウェインと付き合っていると知り、難題を突きつける。その結果は‥‥? 演じるアルバート・ホールは、ドラマだけでなく映画界でも活躍。「地獄の黙示録」や「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」、「マルコムX」、「ALI アリ」などに出演。

注目ゲスト
ヨアキム・デ・アルメイダ(ラモン・サラザール役)
ポルトガル出身。ジャックが潜入捜査をし、逮捕したメキシコの麻薬王ラモン・サラザールを演じるのはヨアキム・デ・アルメイダ。名前はなかなか覚えられなくても顔は知っている、と思う俳優ではないだろうか? 多くの映画で活躍する彼は見覚えがあるのは当たり前。「グッドモーニング・バビロン」や「今そこにある危機」、「デスペラード」など日本人ファンも多い映画にも出演している。当サイトでは「エネミー・ライン」を紹介。

②第1シーズン(2001~2002年)
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⑤第4シーズン(2005年)へ
⑥第5シーズン(2006年)
⑦第6シーズン(2007年)へ
⑧リデンプション(2008年)へ
⑨第7シーズン(2009年)へ
⑩ファイナルシーズン(2010年)へ
⑪リブ・アナザー・デイ(2014年)へ

追記:現在も引き続き、このサイトでは1、2、3、5シーズンのみの紹介になっています。他のシリーズも見ていますが更新が間に合っていません。あしからず。(2019/11/19)

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