FBI失踪者を追え!②

Without a Trace 出演者とキャストについて

出演者データ
ジャックジャック・マローンは、こんな人(声:あおい輝彦)
失踪者の捜査班のチーフとして、経験・知識・教養を駆使した捜査を展開。冷静な人物のようだが、時として感情をあらわにすることも……。妻子と別居中ということだが、家族の再生はあるのか? 部下のサマンサと微妙な関係をドラマの進行中には匂わせているが、そのあたりはどうなのか、見ている方は気になる。他部署から転属してきたマーティンを息子のように可愛がっている感じ、だと思うのは私だけか?
演じたのは、アンソニー・ラパグリア
オーストラリア出身。芸歴は長いようで出演作品は多数。私はこの作品で知ったのだけれど、「オータム・イン・ニューヨーク」や「依頼人」に出演しているということなので、日本でもファンの方はいたのかも、と思う。最初に見たとき、私は吹き替えが合ってないような感じもしたのだが(というのも、あおい輝彦を時代劇でよく見ていて、時代劇のイメージが強かったので)、今はそう違和感もなくなった。

ヴィヴィアン・ジョンソンは、こんな人(声:磯西真喜)
この捜査班の№2とも言える存在のヴィヴィアン。捜査官、母親、妻の3役をこなすスーパーウーマン! 捜査官としての腕は一流であることはもちろん、ジャックの片腕であり、秘書的な存在でもあり、そして後輩たちのよき相談相手、姉のような存在でもある。働く女性の鑑! かくありたい、と観ていていつも願ってしまうのだが、息子が登場するエピソードでは母親の顔がチラリ。ちょっと気になるのは、ヴィヴィアンの旦那様って、どんな人なんだろう? 一度も出てきたことはないが(第1シーズンでは)、同じFBI捜査官なのか? 会社員なのか? それとも仕事の性質上、家にいる時間が不規則そうなヴィヴィアンと反対にいつも家にいる自営業なのか? なーんてあれこれ想像してしまうのであった。
演じたのは、マリアンヌ・ジャン・バプティスト
イギリス出身。彼女を日本で有名にしたのはマイク・リー監督の「秘密と嘘」だろう。この作品でもいい味を出していたと思うのだが、私がとても印象的だったのは「スパイ・ゲーム」で演じていたレッドフォード扮するCIA職員の秘書役。非常に有能なこの秘書役はヴィヴィアンに通ずるものを感じます。今後の活躍も期待! 出演作品はテレビドラマなどの他に、映画では「ザ・セル」、日本では未公開となっているが、サンドラ・ブロック主演、ヴィゴ・モーテンセン、スティーブ・ブシェミ、エリザベス・パーキンスなどと共演した「28DAYS」(2000年)、ロザンナ・アークエット主演で、エド・ベグリー・ジュニア、シーモア・カッセルなどと共演した「Welcome to California」(2005年作品なので、今後公開の可能性ありか?)といった作品もあり、レンタルビデオで観られると嬉しいのだが‥‥。また「キャリア・ガールズ」では作曲も担当しており、舞台出身の彼女は幅広く活躍のようだ。

サマンサ・スペードは、こんな人(声:安藤麻吹)
ちょっと謎めいた美女、サマンサはそんな感じの捜査官。クールで近寄りがたい印象を受けるが、それもチラリと漏らしたバツイチだということと関係があるのか? サマンサの簡単に気を許さないような雰囲気は、察するに結婚生活であまりいい思い出ではなかったことが関係ありそうなのだ。一体どんなことが過去にあったのか、気になる。このままじゃ、奥歯にものがはさまったままでしょうが! 番組開始当初は、ダニーもマーティンもサマンサに気があるような感じだったが、今後の展開はどうなるのか、やはり気になるところ。上司のジャックとの微妙な関係も怪しい。絶対に上司と部下以上のものがあるのだ、と匂わせている。有能だけど、感情に動かされてしまいそうになるところは若さゆえか?
演じたのは、ポピー・モンゴメリー
オーストラリア出身のポピーは1972年生れ。テレビで活躍中のようで、「NYPD Blue」や「サンフランシスコの空に下」などにもゲスト出演したようだ。ちょっと謎めいた雰囲気のサマンサ役であるが、別の役では全く違う印象かも、と思うと他の作品が観てみたいもの。今後も期待の女優と言えそう。

ダニー・テイラーは、こんな人(声:小山力也)
いきなり関西弁で登場のダニー。いくらマイアミ出身のダニーだからって、何故、関西弁? と多分、多くの人が思ったはず。私もその一人。しかも、吹き替えは小山力也さん! 「ER 緊急救命室」のロスの声であり、「高慢と偏見」のダーシーの声でもあり、何だかしっくりこないよ~、と最初は感じたのだが、今やダニーはこうでなくちゃ、と言いたくなるほど、ぴったりになってしまった。
彼は番組開始当初は私の中ではチェック俳優ではなかったのだが、途中から、めちゃくちゃ気になる存在に。それは「月影のクレア」エピソード。彼はこれでファンを増やしたのではないかと、私は思っている。関西弁のせいなのか、彼の持つ雰囲気のせいなのか、細かいことに気をとられない明るいダニー、というイメージがあるが、実は子供の頃のトラウマを抱えていて、しかも、それが両親のことであるなんていう、なかなか重い一面を隠していたのだ。
いや、誰にもそういう部分はあるのだろうが、このエピソードのラストでは、それが一気に噴出し、そして自分自身も初めて真っ直ぐ向き合うことが出来た。そのすべてが彼の涙によってわかるなんて、やっぱり女心をくすぐるものがあるじゃないですか! ニクイねえ、ホントに。こういう男には弱いんだなあ、私は、って、エリック見たさに見始めたこの番組、いつの間にかダニーに半分(もしかして半分以上?)心は奪われていたのであった。

演じたのは、エンリケ・ムルシアーノ
「スピード2」で映画デビューとのこと。まだ芸歴は浅い感じがするものの、それでも「トラフィック」や「ブラック・ホーク・ダウン」、「デインジャラス・ビューティー2」などの大作にも出演、テレビドラマでも「ブルック・シールズのハロー・スーザン」や「ザ・プリテンダー」、「スタートレック/エンタープライズ」といった作品にもゲスト出演している。アンディ・ガルシア監督・主演の「The Lost City」(2005年)にも出演しているので、日本での公開を期待したいですね! この作品にはダスティン・ホフマンやビル・マーレイも出ているようだし。

マーティン・フィッツジェラルドは、こんな人(声:矢崎文也)
マーティンは第一回目の登場がこの捜査班への転属という形。それまでは本部で企業犯罪を担当していたと言っているが、父親のビクター・フィッツジェラルドはFBIの高官だというエリートでお坊ちゃま。誰が見ても、このN.Y.支局の捜査班への転属は、更なる出世のための現場経験、と勘ぐってしまうところ。本来はジャックを尊敬するマーティンが、どうしても彼の下で働きたいと父のコネを使って転属してきた、というのがドラマの進行の中でわかるが、そうは言っても、そのコネに頼り続けるのは嫌だと自らの実力を発揮すべく力みすぎて転属当初のような失敗(犯人の家に一人で乗り込んで負傷)も‥‥。反発していたダニーとは仕事を一緒にするうちによき相棒となっていく、その過程も楽しい。ファンの一人である私としては、是非、FBIを辞めた二人が探偵家業というスピンオフ番組を作ってもらいたいなどと、様々な想像(または妄想)をしたりするこの頃なのだが、アメリカで第4シーズン放送中の現在では、とてつもなく遠い夢のまた夢か?
演じたのは、
エリック・クロース
アメリカのテレビ界では人気という彼だけど、日本ではまだいまいちか? 彼は「ダーク・スカイ」のジョン役で日本でも知られているはずと思っていたのだが、この番組自体も日本での知名度は低いのかも。私にはこのジョンでの正統派二枚目エリックがチェック俳優だったが、その後、テレビドラマの「荒野の七人」でヴィン・タナー役で登場した彼が一番のお気に入り。一匹狼だったヴィンもクリスと知り合って街を守る七人のメンバーのひとりとなるわけだが、ヴィンとクリス、そして、「Without A Trace FBI失踪者を追え!」ではマーティンとダニーというコンビでの印象が強い(他の番組ではどうなのか?) 二人の掛け合いとか微妙な間がファンの心をくすぐるのだろうか。しかも、どっちのコンビもハンサム揃いなんだから、やはり女心をほおってはおかないのが真実かもしれない。

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