アラン・カミング

Alan Cumming

彼を目に留めたのは、ピアース・ブロスナンの007に変わってからの「ゴールデン・アイ」。ピアースとショーン・ビーンの共演というだけで、この作品は観たくなってしまうものであったのだが、出番はそんなに多くないアラン・カミングがメチャメチャ印象に残った。
そして、次に「Emma エマ」でのエルトン役で再会! この2役のギャップに驚くとともに、彼のすごさを実感した私は超大作で主演なんかせずに、このままちょっとマイナー路線で彼の味をだしつつ頑張って欲しいなあと応援していたが、まさに超大作で主役なんて道を選ばずに、脇役で強烈な印象を残し、主役を食うほどの存在感を見せつけている。
アニメでの声の出演やテレビドラマへのゲスト出演など、活躍の場を広げながら、ファンを密かに(?)楽しませてくれているアラン・カミング。ゲイや変人、特殊メイクといった役柄が多い彼も、テレビドラマ「グッド・ワイフ」(日本ではこの2011年10月に第2シーズンが放送スタート)では、パリっとしたスーツを着こなすビジネスマン役(ちょっと怪しいビジネスマンではあるが)で特殊メイクはなし。奇人変人役ではない彼の登場で、ちょっと観るのをくじけそうになっていたこの番組も一気に締まって楽しみが増えた(私にとって)。(2011/09/07)


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