ジュード・ロウ

Jude Law

英国出身。「オスカー・ワイルド」でのジュード・ロウは、久しぶりのヨーロッパ系の美男子という趣だった。私は正面の顔より、斜め45度の角度が、えらく綺麗だと感嘆してしまったが、本当に正統派美男子と言えるだろう。この映画の中の彼を観ていると思わず「こんなに整った顔立ちの人が本当にいるんだなあ」とつぶやいてしまいそうな…。彼の姿の美しさが、わがままなおぼっちゃまのようなボジー役をより引き立てて、結局は破滅へと向かうことになるオスカーの哀れさを際だたせていたようにも思う。

似たような感じを抱いたのは「リプリー」。とは言え、この人はどの映画を観ても毎度毎度「ハンサムだ」と思わせるのだから、本当に整った顔の持ち主なんだろう。顔のことばかり言っても失礼かもしれないが、この「リプリー」では、英国アカデミー賞の助演男優賞(アカデミー賞ではノミネート)を受賞し、「コールドマウンテン」では主演男優賞にノミネート(アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞)もされた実力派だ。

1995年にはユアン・マクレガー、ジョニー・リー・ミラーらと共に映画製作会社の「ナチュラル・ナイロン」を設立した。ケネス・ブラナーが監督し、自身は製作を兼ねた2007年の「スルース」は、ローレンス・オリビエとマイケル・ケイン共演の映画「探偵スルース」のリメイク版でケインとの共演も果たし、話題になった。私は未見なので、是非観たい。(2011/12/16)


当サイトでの紹介作品:「オスカー・ワイルド」(1997年)、「リプリー」(1999年)

管理人のチェック作品:「アンナ・カレーニナ」(2012年)と「アビエイター」。この有名な2作品を管理人はまだ観ていません。「アンナ・カレーニナ」ではアンナの夫役。私は彼の出演を知った時、てっきりアンナが恋に落ちる相手ヴロンスキーを演じるのだと思っていましたが、そうではなくて夫役でした。これは意外なキャスティング!(私にとって) なので観たいのですが(アーロン・テイラー=ジョンソンのヴロンスキーも気になるが)、内容が悲しいのでなかなか観られずにいます。ミュージカル仕立てということなので、当サイトで紹介している1997年の「アンナ・カレーニナ」はまた違った印象を受けるかもしれませんが。
「アビエイター」ではハリウッドで一斉を風靡した大スター、エロール・フリン役。これははまり役かも?と感じさせますね。話題のスターたちが出演し、実在の人物を演じたマーティン・スコセッシ監督の作品。観ておくべき一作だと思います。(2020/12/31)
追記:「アビエイター」、先日観ました。感想をまだUPしていなくてスミマセン。ジュードのエロール・フリン役、なんと気が付きませんでした。出番としては少ない。覚えていないけど、絶対に似合っていたはず、と勝手に思っています。主演のレオが演じるハワード・ヒューズの奇才変人ぶりが目立ちすぎて(つまりレオの演技が相変わらずうますぎて)他の俳優に目がいかない。ジュード、好きなのにごめんなさい。「アビエイター」の感想はまた後日。(2024/10/24)

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