やっぱり音楽は心癒やすもの

今月は、と言いつつ5月はもう既に終わりが近づいています(と言っておきながら、更新ができずに5月31日となってしまいました)。観たい映画も何本かあったのだけれど、東京は連休前に緊急事態宣言が出て映画館は休館し、また遊びに出かけていいのか?という雰囲気に負けて他県への遠征鑑賞という機会を逸しました。と言うかそういうのって、ありなんですか? とも。それじゃあ、宣言出して「みんな在宅勤務してくださいよ~、時差通勤してくださいよ~」と言っていたのは何だったんだろう?

まあ、いろいろと難しい状況であることは間違いなく、その愚痴を言っても仕方ないので書く気はありませんが、ずぅーっと引きこもりみたいに家にいて(まあ、BSやCSでドラマや映画は観られるけど)、家族や友人にも会えず会話も最小限みたいに減っていると、やはり「一人が好き」と言っている自分も鬱々となったりもするわけで……。(緊急事態宣言は延長されましたが、6月からは東京の映画館も平日は時短営業するよう。働いている身には見に行けないけど)

しかも今月はうちでもあれやこれやがあり、仕事でも「これ、あり?」や「またそれか~!」が発生し、体調のイマイチも改善せず、以前から今まで行きがかり上、始めたSNSでも「なんだかなあ~」の気分が消えず、あ~ほんと泣きたい……。と言って泣いてもいられず、の中、ここ数ヶ月、本当に久しぶりにJAZZに浸っています。偶然、見つけたYouTubeのライブ映像。それはテナーサックス奏者エリック・アレキサンダーの演奏する「Embraceable You」! 一気に甦る若い頃のあの高揚感。こんな表現は古臭すぎるかもしれないけど、本当にしびれる、心震える彼の音に聞き惚れてしまいました。あの頃は、こんな風にライブ映像を簡単に見ることはできず、タワーレコードやHMVへ足繁く通って新しいアルバムやまだ買っていないアルバムを探したもの。

昔から好きな音楽のジャンルではあり、特にエリックには本当にハマりましたが、出産・育児で離れてしまっていました。確か、彼も何度か来日しているかと思うのですが、私はまだ生では聞けてない。「あ~、死ぬ前に一度は彼のライブに行きたい。実際に体感したい彼のテナーサックスの音!」なーんてまた思い始めているのでした。新しいアルバムを買おうかなあ、という気持ちにも。こんな小さなことでも少しは鬱々が縮みました。みなさんも自分の大好きなものを再発見あるいは新たに発見できますように。そして内向きになりがちな日々に明るさが灯りますように。もう少し頑張っていきましょう。イライラなってしまう日々ではありますが。(2021/05/31)