C・トーマス・ハウエル

C. Thomas Howell

「恋に焦がれて」

トーマス・ハウエルはラルフ・マッチオ同様に「アウトサイダー」が代表作と言えるかもしれない。デビュー作の「E.T.」も可愛い少年で印象的だったが、やはり印象づけたのは「アウトサイダー」かな、と思う。80年代から90年代にかけては彼の主演作がたくさん作られたし、女の子達にも人気があって将来どうなるのかちょっと期待していたが、大人になるにつれ、パッとしなくなってしまった。子役は大成せずのジンクス通りなのか、ハンサムな顔立ちもロブ・ロウ同様に災いしたのか、大作・ヒット作に恵まれていない俳優の一人になってしまったと言える。

B級作品にはずっと出演していたようだが、日本ではなかなか公開されず日本のファンには残念だったんじゃないかと察してしまう。「ミスター・ソウルマン」のようなコメディ、「恋に焦がれて」のようなロマンス物、「トスカニーニ」といった有名音楽家の若き日々を描いた作品(フランコ・ゼフィレッリ監督でエリザベス・テイラー共演!)、サスペンスの「ヒッチャー95」(監督と主演は自身で、なんとキーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップス共演! これもちょっと観てみたい)などなど、アクションものも含めあらゆるジャンルに出演しているようだけど、大ヒットとはやや縁遠い。日本での公開や放送も少なそうである。B級映画故にテレビ東京での放送を期待してしまうのだが、近年ではちょっと無理な感じも。

だから、「24 TWENTY FOUR」の第5シーズン(2006)で医師バリー・ランデス役での登場は嬉しかった。まあ、私は彼のファンではないけど、変わらぬ様子に何だかホッとしてしまった。近年はテレビ界中心の活動のようだが、また映画での姿が観られるといいなあ、と昔から知っている私はちょっと感じてしまう。(2015/09/23。2022/3/1に更に追加して修正)


映画代表作品「E.T.」(1982年)、「アウトサイダー」(1983年)、「若き勇者たち」(1984年)、「ミスター・ソウルマン」(1986年)、「恋に焦がれて」(1992年)

ドラマ代表作品「クリミナル・マインド4 FBI行動分析課」、「サウスランド」などに同じ役で時々出演しているよう。管理人は未見のため、確認できず。

当サイトでの紹介作品:「24 TWENTY FOUR」(2006年 TVシリーズ 第5シーズン ゲスト出演)

管理人のチェック作品:「ゲティスバーグの戦い/南北戦争運命の三日間」(1993年 TVM)、「ミッドウェイ 運命の海」(2019年)、この作品は2020年1月に未体験ゾーンの映画たち2020で上映したとallcinemaに載っていました。第二次大戦の映画のようですが、トーマスはジャド・ネルソンと共演。どんな役柄なのでしょう? 二人の共演だし、ちょっと観てみたいかも?

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