白鳥
The Swan 1956年 アメリカ作品
監督:チャールス・ヴィドー
出演:グレース・ケリー(アレクサンドラ役)、アレック・ギネス(皇太子アルバート役)、ルイ・ジュールダン(ニコラス・アギ役)、アグネス・ムーアヘッド(マリア・ドミニカ王妃)、ジェシー・ロイス・ランディス(ビアトリクス役)
原作:フェレンツ・モルナール
当サイトの星樹館でも紹介している女優のグレース・ケリー主演映画です。すでにモナコのレーニエ大公との結婚が決まっており、その点でも話題となった作品のようです。グレースが王妃となるためにハリウッドを去っていく現実と重なってもいた、と言えるのでしょうね。
そのストーリーは、1910年の中央ヨーロッパの小国を舞台に、花嫁探しをする王子がその旅の帰りに遠縁の貴族を訪ねた数日間の話です。そこにはちょうど年頃の娘がおり、母親は娘を王子の妻にしたいと四苦八苦。その娘役がグレース・ケリー。相手役にはアレック・ギネスとルイ・ジュールダンです。
彼女の最後の作品であり、私の記憶する限りでは日本にはビデオがなかったかと思います。彼女のファンである私がずっと観たかった作品のひとつ。今回やっとテレビ東京で放送されて念願が叶いました。ですが、正直なところ、少し期待はずれ。この映画はやはり当時は話題となったようですが、今観るとやや古めかしい感じがしてしまうのは否めません。
とにかく彼女が本当に美しいのと、ヘレン・ローズの担当している衣裳が素晴らしいのが印象的です。女性が憧れるようなドレスを(グレースの作品はどれもそうなのですが)どんどん着てグレースが登場します。それを観るだけでも女性には楽しいかな、と思いますが、レンタルビデオ店にはこの映画を置いてあるところはあるのでしょうか??? 私は見たことがありません。(2000/4/11)
追記:今回の更新でアマゾンで探してみたところ、DVDが発売されていました。最近は聯輝ビデオ店へは足を運んでいないので、DVDをレンタルできるのかどうか不明ですが、今はネット配信が主流ともいえるので、何かのタイミングの時の放送されることもあるかもしれませんね。(2019/06/28)