アボンリーへの道②

Road to Avonlea 1990年~1996年 カナダ作品

ここでは、アボンリーへの道の登場人物について紹介
番組の説明や感想は、アボンリーへの道①で!

●セーラ・スタンリー……この話の主人公のはずが、だんだん出なくなってきた。セーラの母はアボンリーの有力者キング家の次女でヘティの妹。モントリオールのお金持ち実業家スタンリー氏との結婚をヘティに反対されて家出同然にアボンリーを去るが、セーラを産んでまもなく死亡。父の会社でのトラブルがもとでヘティのもとに預けられることに。途中、父スタンリーが事故死し、管財人でもある乳母とヘティとの間でセーラの取り合いが展開するが、普段はローズ・コテージに滞在することで落ち着く。
●ヘティ・キング…………キング農場の長女。早くに母を亡くし、幼い弟・妹の母親がわりとして家を切り盛りした為、婚期を逃し独身。アボンリーの教師であり、また作家でもある
●アレック・キング………ヘティの弟で現キング農場の当主
●ジャネット・キング……アレックの妻
●オリビア・キング………キング家の末っ子。アボンリー新聞の記者となり、後にジャスパー・デイルと結婚
●ジャスパー・デイル……変人と言われている科学者。カメラマンでもあり、それを通じてオリビアと親しくなる。彼女と結婚後、缶詰工場などの経営にも乗り出す。また、科学の知識を買われて英国オックスフォード大学の臨時講師も務める
●フェリシティ・キング…アレック・ジャネット夫妻の長女。妹のセシリーが結核を患ったことから女医を目指すのだが……。
●フェリックス・キング…アレック・ジャネット夫妻の長男であり、フェリシティの弟。わんぱく坊主も成長してホワイトサンズホテルでアルバイトをするようになる
●セシリー・キング………アレック・ジャネット夫妻の次女であり、フェリシティ・フェリックスの妹。結核を患い、ひとりで療養所生活を送ることになる。
●ガス・パイク……………若い船乗り。アボンリーに腰を落ち着けるうち、フェリシティと恋に落ちて、結婚する為に缶詰工場からホワイトサンズホテルへと転職するのだが……。
●エイブ・パイク…………ガスの父親。船乗り。エイブは時々、登場してアボンリーの人々を苦しめたが、確か途中で死んだと思う
●イライザ・パイク………ガスの母親。アボンリー出身でこの地に墓がある。かつて、パイク一家はアボンリーに住んでいたらしいが、イライザの死でここを去ったものと思われる。その後、エイブはガスを孤児院に預けて行方不明に。以来、ガスは一人で生きてきたらしい
●イジーケル船長…………ガスが父のように慕う恩人。エイブの船乗り仲間でもある。しばらくアボンリーに滞在していたが、途中でまた船に乗って旅出ってしまった
●イライザ・ウォード……ジャネットのおば。最初は時々訪ねて来るうるさいおばだったが、後半はキング農場で共に暮らすようになる
●アビゲール………………ジャネットの妹。ハイ・ミスだった彼女は途中で成功して戻ってきたマルコムと結婚する。
●ラッキー…………………アビゲールの子供。
●ミュリエル………………ヘティの同級生で教育委員。のちにペティボーン夫人
●クライブ…………………ヘティに代わってアボンリーで教師を務めることになる。軍隊出身で規律を重んじる性格。のちにミュリエルと結婚する。ヘティとは作家仲間でもあり、親しく意見を交換する仲だ
●イジー・ペティボーン…クライブと亡くなった前妻との間の末っ子。遊び仲間だったフェリックスといい仲になるが、誤解とフェリックスのつまらぬ見栄が二人の間を気まずくさせて…………。
●モーガン・ペティボーン…クライブの次男。イジーの兄。後半は士官学校に入学し出番は少ない
●アーサー・ペティボーン…クライブの長男。父と折り合いが悪く、トロントの獣医学校に通っているので出番は少ないが、帰省の時に出会ったフェリシティに恋心を抱く
●レイチェル・リンド……ヘティの友人でマリラの親友。『赤毛のアン』に登場したリンド夫人である。夫を亡くした後、アボンリーへ戻り、兄を亡くしたマリラと共同生活をしていた。息子達(2人いるらしい)はシャーロットタウンで独立している
●マリラ・カスバート……『赤毛のアン』でご存じのマリラ。兄マシューが亡くなり、アンが成長してアボンリーを去ったあと、今度はアボンリーへ戻ってきた友人のレイチェルと共同生活をする。母を亡くした遠縁のデイビーとドーラ姉妹を養子に迎えるが、自分が病に倒れ、亡くなった後のデイビーとドーラはレイチェルやヘティが面倒をみることに。
●トレメイン………………ホワイトサンズホテルの経営者兼支配人の英国人貴族。途中、ヘティも共同経営者となるが、二人は水と油のように合わないので喧嘩ばかり。しかし、近代化が町に押し寄せてきた時、二人はお互いの気持ちに気付き……。
●ローソン夫人……………雑貨店の女主人。途中、大都市へと引っ越していき、後半は出番がない
●ポッツ夫人………………町の有力者
●サリー・ポッツ…………ポッツ夫人の娘、フェリシティの友人
●ピエール…………………ホワイトサンドホテルのシェフ。最初は英国人シェフだったが、途中から登場。フェリックスの仲良しでもある
●ドクター・スノー………町民の信頼厚いアボンリーの町医者。
●ロジャー・キング………キング家の次男。妻を亡くしたので、一人息子をキング農場に預けて各地を渡り歩いている学者
●アンドルー・キング……ロジャーの一人息子。アレック伯父の元で農場を手伝いながら、父の帰りを待つ。
●ピーター…………………詳細は不明だが、ローズ・コテージの下働きの少年。母一人子一人の貧しい家庭故に離れて暮らしているよう。途で母と暮らせるようになってローズ・コテージを去る
●スチュワート……………都会から来た銀行家。ガスの事故死を聞いて以来ふさぎがちのフェリシティを好きになり求婚する。アボンリーには前半には他の銀行家がいたので、彼の出番は本当に終わり近くの数話だけ。
(2009/06/22)

アボンリーへの道③ うるさい、面倒、厄介だけど、救いにもなる家族の形
アボンリーへの道①
※ アボンリーへの道③は2021年4月のトップページに掲載したコラムです