SHERLOCK シャーロック③
SHERLOCK シャーロック 第3シーズンについて 2014年
ついに第3シーズンの日本放送となり、ファン待望、まさにその言葉の通り! NHKで2014年5月24日、31日、6月7日の放送だった。今回はエピソード0をウェブ配信中とあり、インターネットでは第3シーズンの第1話の前に観ておくとよりわかりやすいと思われるエピソードが……。もちろん、私は観たのだが、インターネットに接続できない人はどうなるのだろう? なんて気持ちにも……。まさかこの21世紀にそんな人いるの? と思う人もいるかもしれないが、まだまだアナログな生活の人だっているのだ。NHKで放送するんだから、みんなが観られるようにすればいいのに、とちょっと考えてしまった。
さて、ファンなら当然、録画しつつ、本放送をちゃんと観る、といきたいところだったのだが、出産以来の生活ではなかなかそうもいかず、子供も成長してそのへんのやりくりは出来るようになると思っていたら、今回も諸事情でそうはいかなかった。で、今、録画を見はじめたところ。
相変わらずのシャーロックの毒舌ぶりと自分勝手と、まさに脳をフル回転させているという表現がぴったりのシーンに、思わずニヤリ。そして、今回もまたあのコート! かっこいい。あのコートが欲しい。なんて言っても自分は着られないけど、ベネディクトのスラリとした長身をさらに際立たせるあの黒のコートは、彼のために作られたと思えるほど!
ジョンの誠実さや不器用さも、あらためて観ると、「こういう人が夫向き」と再認識してしまう。恋人のメアリーが羨ましい。衣装も今回もまたまたセーター姿が観られそうでそこも楽しみ。私にとってのこうした英国ドラマや映画を観る楽しみのひとつは、出演者達の衣装にもあるのだ。普段着なのに素敵すぎる。ロケーションも部屋のインテリアもお茶のシーンもため息が出るものばかり。「あ~、イギリスに住みたい。ロンドンに滞在したい!」と毎度毎度、イギリス熱が……。
現時点でまだあと2話残っているので、早く観たいけど、観るのが惜しい気も…。まあ、何度でも観ればいいんですけどね。いっそ、このキャスティングでドイルの原作のホームズを全部ドラマ化してほしいくらい。おそらくこれまでのドラマや映画でのホームズとはちょっと違った印象のベネディクトのシャーロックは(私は他の作品はロバート・ダウニー・Jr.で映画化されたものしか観ていない)、賛否両論あるのかもしれないが、現代のシャーロックとして彼はぴったりだと思う。
すごいハンサムではないものの、このシーズンでも英国人俳優の持つ独特の立ち居振る舞いでのスマートさ、かっこよさというものを彼は漂わせている。それがまたわざとらしくないのも、彼自身の持って生まれたものなのか、演技力のなせる技か、とにもかくにもかっこいい。
ベネディクトとは別の魅力を見せるジョン役のマーティンも同様だ。ちなみにきっと英語放送で観れば彼らのクィーンズイングリッシュを堪能できるのであろうが、日本語吹き替え版で観ている私は、二人を吹き替えている声優さん達も「ぴったり~」とつぶやきながら、ずっと続いて欲しいよ~、と願っているのであった。(2014/06/17)