ドクター・クイン 大西部の女医物語②
出演者とキャストについて
ジェーン・シーモア(ミケーラ”マイク”クイン役)
外見の美しさもさることながら、お嬢さまで頭もいい才色兼備の女医。そのミケーラが唯一の理解者である父の死をきっかけに、ボストンでの優雅な生活を捨てて、まだ未開の地と言われるコロラドに新たなる人生を求めてやってくる。すべてを持っていると思える彼女も決してパーフェクトではない。おせっかいだったり、頑固だったりという欠点も持っているが、常に前向きで一生懸命な生き方でその欠点もプラスに変えていく。そんな力強さとひたむきさに私はひかれました。
そのミケーラを演じるのボンドガールとして有名だった英国出身のジェーン・シーモア。年をとったものの、美しさは相変わらずです。とても子持ちとは思えない! このドラマの多くのエピソードを手がけた監督のジェームズ・キーチとは1993年に4度目の結婚をして、ドラマ同様に双子を高齢出産しました。「007/死ぬのは奴らだ」のボンドガールで注目されましたが、80代から活躍の場をテレビに移しています。当サイトで紹介のクリストファー・リーブと共演した「ある日どこかで」では、ため息ものの美しさです。
ジョン・ランドー(バイロン・サリー役)
野性的だが、とても魅力的なサリー役を演じたランドー。長髪も素敵でしたね。甘い二枚目はちょっと苦手な私ですが、サリーは本当にお気に入りのキャラクターでした。ランドーは俳優として目が出る前はハリウッドのレストランに勤務していてコックにまでなったというお料理の腕前だそうです。テレビでの活躍が主のよう。「犯罪捜査官ネイビーファイル」にゲスト出演。マックの元夫の役でサリーからは想像できないようなワルでした。
チャド・アレン(マシュー・クーパー役)
少年から青年へと成長するマシュー。強がっているけど、少し危なっかしくて、でも妹弟のために長男として頑張りぬく素敵な若者を演じて見せてくれたチャドは子役組。日本でも「頑固じいさん孫3人」で顔馴染でしたね。
エリカ・フローレス(コリーン・クーパー役)
途中で突然降板したエリカ・フローレス。日本でもファンの間ではいろいろと降板理由について噂されました。私は結構、気に入っていたので残念でした。今後の活躍を期待します。出演作には「愛のカレイドスコープ」(TV)、「少女キンバリーの選択」(TV)など。
ジェシカ・ボウマン(第3シーズンより)
エリカとジェシカは2人はそっくりではないけど、声優が交代しなかったせいもあって、それほど違和感なかったという印象ですね。物語の中ではコリーンの成長もブライアン同様に目を見張るものがありました。実の母親の持つ強さを引き継いで入るのでしょうが、ミケーラの影響も感じる芯の強い女性になります。出演作には、「ベイウォッチ」、「NYPDブルー」、「ボーイ・ミーツ・ワールド」など。
ショーン・トゥーベイ(ブライアン・クーパー役)
愛らしい少年ブライアンを演じたトゥーベイ。本当にかわいらしく、こんな少年が自分の子供だったらと何度も思いながら番組を見ていました。さて、実際、自分が男の子の母親となってみて我が子はどうなのか。あと数年たってみないとわかりません。ブライアンのようになってほしいと言うのは願いですが。トゥーベイにはこれからが楽しみと言うところですね。どんな青年になるのか、温かく見守っていきたいです。
ラリー・セラーズ(クラウド・ダンシング役)
俳優業以外にも幾つかの顔を持つセラーズは、アメリカ先住民文化を守り、伝えていこうといった活動も行っているそうです。クラウド・ダンシングに通ずるものがありますね。だからこそ、この役を引き受けたのかなと感じてしまいます。「ビバリーヒルズ青春白書」、「ウェインズワールド2」に出演しているようです。
ウィリアム・ショックリー(ハンク・ローソン役)
長髪をいつも振り乱し、一癖ありそうなハンク。まさに西部の荒くれ者といった印象でしたが、意外と人気があるらしいですね。私も割と好きなキャラクターだったのですが、それを知るまではちょっと人には言えませんでした。やはり、隠し子(息子)のエピソードが女性の心を掴んだのではないでしょうか? 「ヒューストン・ナイツ」(TV)、「ヤング・ライダーズ」(TV)、、「新・夜の大捜査線」(TV)などにゲスト出演。「ショーガール」などの映画出演もあります。
オーソン・ビーン(ローレン・ブレイ役)
何でも揃っているローレンの店は町の中心でもありました。番組スタート時に妻を亡くし、やもめに。その後、シルバーロマンス(老いらくの恋?)もたびたびあり、私達もやきもきしした。演じるオーソン・ビーンはベテラン俳優だとのこと。「トワイライトゾーン」、「フォールガイ」、「ジェシカおばさんの事件簿」、「アリー・myラブ」などのテレビ界のほか、「インナースペース」、「マルコビッチの穴」といった映画でも活躍しています。
ジム・ノベロッチ(ジェイク・スリッカー役)
ジェイクもかなり癖のある人でしたね。悪い人じゃないんだけど、一言多いとでも言うのでしょうか? 悲しい少年時代を送ったジェイクに私は心ひそかに「素敵な女性が現れますように」と祈っていたのですが、後半では断酒して、子供達を心から愛する真面目な教師テレサと結ばれ、ほっとしました。
ジョネル・アレン(グレース役)
ロバート・Eと結婚し、不治の病の少年を養子にするグレースは、町で唯一のレストラン(野外)を経営しています。ドラマの中では当然、白人と黒人と言った人種問題も出てきて、つらい目にもあいました。演じるジョネル・アレンは幅広い活躍をしているとのことですが、日本で観られるドラマや映画はあるのでしょうか?
ヘンリー・G・サンダース(ロバート・E役)
町で唯一の鍛冶屋。サリーと親しく、何度も助け合っています。彼も黒人ということで数々の苦労をしてきた経過が、ドラマの進行中に明かされ、ようやくグレースと落ち着くことができます。
出演作には「ブレスレス」、「カフス!」など。テレビだけでなく映画にも出演しているよう。
フランク・コリソン(ホレス・ビング役)
郵便局をまかされているホレスは、真面目だけど、ちょっと冴えない彼の行く末を心配する母親と暮らしている設定で登場。なんとか美しいマイラと結婚し、娘まで設けますが、後半にさしかって破局。人生は皮肉です。演じるコリソンは、ハンサムではないけど印象深い人。テレビ界だけでなく映画でも数々の作品に出ているようです。気をつけて観ていれば、発見できるかも。
ジェフリー・ロウアー(ティモシー・ジョンソン牧師役)
失明してしまうジョンソン牧師は、前職が詐欺師だったという経歴を持っていました。すごい展開。でも、ありそうな話。西部開拓時代は、アウトローが保安官になるケースもあったわけですから。ロウアーは、いかにも牧師らしく、本物のように思えてしまいました。「フレンズ」(TV)、「タイムマシーンにお願い」(TV)などにゲスト出演しています。
バーバラ・バブコック(ドロシー・ジェニングス役)
ドロシーはローレンの義妹です。妻(ドロシーの姉)を亡くしたローレンとロマンスあり、ジェイクともいい仲になり、暴力亭主から逃げ出して死別するまでは、いろいろ苦労が絶えなかったようですが、コロラドスプリングスに来てからはモテモテ。その上、ガジェット新聞社を創立し、自立した女性へと変貌を遂げるのです。ちょっとうらやましい。演じるバブコックは、映画界でも活躍しています。是非、チェックしてみてください。
ブランドン・ダクラス(アンドルー・クック医師役)
マイクが出産する際に母親が連れてきた医師で、そのままコロラドスプリングスの住みつきます。マイクと時には異にする意見を持ちながら、協力しあっていき、ラストにはコリーンと結婚。誠実な若き医師役は大変好感が持てました。「ビバリーヒルズ高校白書」にレギュラー出演していたようです。出演作に「The Gwoing Pains Movie」(2000年)があり、この作品は日本でも観ることは出来るでしょうか? 是非、放送して欲しいですね。その他、テレビで活躍のよう。
ジェイソン・リーランド・アダムス(プレストン・A・ロッジ3世役)
第4シリーズから登場の銀行家。大都市とはかけ離れた田舎町に鉄道が来て、そして銀行。のんびりと暮らす彼らを金融と言う形でかき回して問題を起こし続けました。悪い人出はないけど、かなり嫌みな人。演じるアダムスは俳優以外にも演出、プロデュースなどもこなしているようです。(200/06/28)
ドクター・クイン 大西部の女医物語③偏見や差別の中で見失いがちなものへ
ドクター・クイン 大西部の女医物語①へ
大西部へちょっと寄り