ヤングライダーズ④

ヤングライダーズ 第2シーズン

25. 『アフリカへの脱出』(ノア登場編)
仕事先でジミーは黒人奴隷の競売に出くわす。そこで母子の奴隷を黒人青年のノアが買った。それをよく思わない白人が酒場でノアに喧嘩を吹っ掛け、それを助けたことでジミーとノアは友人になった。帰り道、ジミーはノアの古い友人サリーが運転する駅馬車に同乗する。酒場での喧嘩で足に傷を負ってしまったのだ。だが、その駅馬車が襲撃され、そこでサリーは逃げた黒人達をアフリカへ連れ帰る計画があると初めてノアに打ち明けた。駅馬車はそのための金をたくさん積んでいたのだ。一方、スウィートウォーターでは、サムとエマが結婚して町を去ってしまい、新しい保安官が着任するまではティースプンが臨時保安官を努めていた。中継所には彼が雇った新しい家政婦のレイチェルがライダー達の世話をすることになったが曰くありげな女だった。

26. 無実の女(レイチェル登場編)
新しく中継所に来たレイチェルはとても色っぽい美人でみんなうっとり。貴重な友人エマを失ったルーはそんなレイチェルに反抗的だ。しかも、レイチェルには何か秘密があるようだ。一方、サムの後任が見付かるまでの臨時の保安官を引き受けたティースプンだが、ジミーはそんな彼を案じ心配する。そんな時、ティースプンの所にブルークリークの保安官が訪ねてきて凶悪犯を探していると手配書を見せた。それはレイチェルだったのだ。

27. 二人のヒコック(ジミー編)
休みの日にビリーとアイクとバックとキッドとノアは水遊びに出掛けた。そこでビリーがバックが身に付けているお守りを馬鹿にして迷信であることをわからせてやるとお守りを隠して中には砂を入れておいた。その日、ティースプンのもとにジミーが銀行強盗をしたと手配書が回ってくる。そして賞金稼ぎのジェイク・コールターがジミーを狙って町にやって来た。バックとノアは仕事に出ていたジミーを追ってこのことを知らせるが、ジミーは自分で犯人を探し始める。そこで見付けたのは、かつてマーカスというダイム・ノヴェル作家が書いたジミーの偽りのガンファイターぶりに惚れ込んだ熱狂的ファンの姿だった。冴えない日常の自分とかけ離れた有名でハンサムで強いすご腕のガンマン『ヒコック』という姿に憧れる男が、ヒコックを名乗り銀行強盗を繰り返していたのだ。

28. 疫病の町(アイク編)
ネブラスカ準州のレッドフォードが疫病という噂で死の町と化した。アイクは仕事の途中でそこに遭遇する。スウィートウォーターにはダニーという少し知能の低い少年を連れたドクター・イライジャが万能薬を売りに来て大繁盛。口うまい売り込みにすっかり乗せられたビリーはその万能薬を5本も買い、1本をティースプンに譲った。これがあれば、怖いものなしだと張り切る。しかし、イライジャはその夜、原因不明の死を遂げて町民はイライジャがレッドフォードから来たという理由からそこで流行していた疫病コレラだと騒ぎ出した。ティースプンはバックにイライジャの死因を突き止める為の医者が採取した血液をララミー砦の軍医へ届けることになる。町は死人が出て騒ぎは大きくなる一方。ティースプンやビリーまで体調が悪くなり、イライジャと一緒に町にやってきたダニーが町民にリンチをされそうになる。

29. 帰るべき世界(バック編)
インディアンに軟禁されている白人を助ける案内役を頼まれたバックは渋々承知してでかけた。そのラフタ族らは町の雑貨屋トムキンスの妻子が7年前に捕らえられていたのだが、彼は妻子は死んだものと信じていた。また、インディアンの生活に慣れた娘のジェニファーは父が助けに来てくれなかったとトムキンスを恨んでいたため、救出されたのちも彼等の関係はぎくしゃくしてしまう。しかも、生きるためにインディアンの生活を受け入れた妻サリーはラフタ族のチーフの妻として息子を生んでしたことからトムキンスはどうしても二人を許すことが出来ずに悩む。シェニファーのつらさがよくわかるバックは何とか助けになりたいと思うが、彼女のかたくなな心はインディアンの世界から白人の世界へ戻ることを拒み続けるばかり。一方、ラフタ族のチーフはサリーと息子のトゥーポニーを救い出そうとするのだが。

30. 小さなカウボーイ(アイク編)
話せない事で悩んでいたアイクはポニーエクスプレスの通り道である広大な土地を所有しているビガーズに『途中で休憩をして馬に水をやってもいい』というきちんとした契約書を貰ってくるという仕事に志願した。それで自信を取り戻したかったのだが、ティースプンはバックが一緒に行くことでそれを許可刷る。しかし、アイクは一人で飛び出し、ビガーズに酒場であしらわれてしまう。ひどく殴られたアイクを助けたのは酒場の女メリージェーンだったが、その夜、飼っていた猫のせいで家が火事となり彼女は死んでしまった。アイクは犯人として逮捕されるが、後を追ってきたバックとジミーのお陰でぬれぎぬは晴れた。しかし、アイクの落ち込み様はますます増すばかり。そんなある日、中継所にヘレンという女性が一人息子のアーサーを連れて旧友であるレイチェルを訪ねてきた。

31. 高名な保安官(キッド編)
キッドは仕事の途中に馬を盗まれそうになる。その男ダイソンは「無実の罪で殺されるところを逃げてきたのだ。助けてくれとキッドに事情を話したが、キッドはそれを信じずウィロークリークに行く途中でダイソンを高名な保安官のランバートに差し出す。そこでキッドは歓迎され、賞金まで貰った。その夜、ダイソンは二人の子供を残して牢屋で自殺する孤児となった彼等はオハイオのおばの家に預けられることになるが、その通り道のスウィートウォーターでキッドを見掛けた彼等は自分達の父のことをキッドに告げた。どうしても気にかかったキッドはジミーとノアとルーと共に真相を探りにウィロークリークへと出向く。町は高名なはずのランバートが金の猛者となってしきっていた。

32. あるヒーローの死(ビリー編)
ジミーとビリーとノアが立ち寄ったミズーリ州セントジョーゼフはお祭りで賑わっていた。ビリーはライフルの的撃ちに挑戦して優勝したが、その時老人が現れてその座を奪い立派なライフルを持ち去ってしまった。見事な腕前に驚いたビリーはその老人がヘゼカイヤ・ホーンだと確信し、一人町に残ることにする。ホーンは大作家であり、また自分の書いた本によって大自然の西部が荒らされていくのを見ることに嫌気がさし、同時にその自然を守る側になろうと森で暮らすようになった男であった。その上インディアンを保護していたので政府のインディアン警察と対立する立場にあった。体調のウェブスターは特にホーンを目の敵としている。ビリーは自分のヒーローであるホーンを追って森へと入っていった。

42. 救われた村(ティースプン編)
荒野で一人暮らしをしている女性ピアソンが、誰かが自宅周辺をうろついているとティースプンに助けを求めてきた。その時、ライリー神父の使いだという少年がティースプンとライリーの間だけでわかる証拠を持ってやってきた。ライリーは助けを求めていると言う。ライリーは、かつてティースプンと共にテキサスレンジャーとして闘った仲間だったが、今は銃を捨てて神父して小さな村の教会にいた。その村は銀が発見されて山賊がその銀を狙っていたのだ。

43. 黒幕の大物(ジミー編)
銀行が襲われ元行員のチェイスという男が指名手配された。賞金も500ドル掛かり、スウィートウォーターの保安官であるティースプンはジミーにチェイスを捕らえるように命じるが、一匹狼の賞金稼ぎジェイク・コールターがチェイスを狙っていた。騙し騙されつつジミーとジェイクはチェイスを捕らえることに成功する。しかし、チェイスはこの話には大きな裏があり、背後には黒幕の大物が控えているのだと二人に話す。半信半疑の二人だが、チェイスは銀行の預金者に金を送り返していると預金者の名前と金額を述べた。その中にはビリーの名前もあり、ジミーはチェイスに掛けてみる気になった。反発するジェイクもそれに協力することになるが……。

44. 和平の代償(バック編)
カーティス大佐がインディアンとの和平交渉にやって来た。かつてティースプンの仲間だったのでバックが協力することになるが、交渉に出掛けた時、一部のインディアンに襲われてカーティスは連れていた部下を皆殺しにされ「バックが裏切った」と言い出す。翌日、部下の遺体を埋葬しようと現場に戻ると一人だけ生き残りがいたのだが、本当はインデァンの襲撃に怖じ気付いて逃げ腰だったカーティスは、それを隠したかった為、部下が生きていたことに動揺した。自分のぬれぎぬを晴らすことやインディアンのためにバックは一人でラコタ族のチーフを訪ねた。

45.46.処刑(前後編)(ティースプン編)
ネブラスカ準州ベントンで強盗を繰り返す悪なパイク兄弟の弟の方が縛り首になることになったが、兄のフランクは盗んだ金のありかを弟しか知らないために弟の奪回作戦を決行した。それはティースプンの義理の娘アマンダを誘拐して弟との交換をするというものだった。知事はパイクの処刑を軍のララミー砦で執行することにして、その護送をティースプンに頼む。ティースプンはベントンの保安官助手ハックの助けを借りてアマンダの救出作戦を決行する。作戦はジミーとバックとノアとハックはパイクをララミーへ護送し、その間にティースプンとキッドとビリーがアマンダを助けるというものだ。そのティースブンの側には妻子をフランクに人質に取られたというレッドファンという農夫が協力に加わるのだが……。(2009/08/28)

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②出演者とキャストについて (2004/11/16)
③第1シーズンエピソード (2009/06/26)
⑤第3シーズンエピソード (2010/02/08)

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