2016年1月17日 今年も訃報ではじまってしまいました

年頭のひとりごとは、明るい話題で始めたかったのだが、テレビから「ハリー・ポッターのスネイプ先生役で有名なアラン・リックマンさんが亡くなりました」という残念なニュースが聞こえてきた。一瞬、耳を疑いテレビの画面に目を向けるとやっぱりそう。病気だったとは! 昨年も彼が監督、出演をした映画「ヴェルサイユの宮廷庭師」が観たいとトップページで書いたばかりだったのに……。

うちの息子を含め今の若い人たちには、リックマン=ちょっと不気味なスネイプ先生、かもしれないが、私にはどうしても「ダイ・ハード」のテロリスト役が強烈すぎてスネイプ先生はハリー・ポッターの一キャラクターにしか思えない。

その後、ジェーン・オースティン作品の映画化「いつか晴れた日に」でブランドン大佐を演じると聞い際には、少し不安を感じつつも劇場で観た時の驚き、それは私の中で彼を演技派と印象づけたものだった。やっぱり、英国人俳優。コスチュームものがはまる。

ヒロインであるエマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレットのうまさで引き込まれるオースティンの世界ではあるものの、やはり彼女の作品に登場する男性はとても重要なのだ。話の展開が恋愛と結婚である以上、ヒロインが恋する相手であり、地位や名誉や財産(貴族や軍人なので)といった人柄以外の部分での魅せるものがなくてはならないしetc

‥‥とあれやこれやあるのだが、「ダイ・ハード」のハンスとは全く違ったこの役。そして、「ハリー・ポッター」のスネイプ先生。いろんな顔を見せてくれる俳優であった。私の中ではブランドン大佐だけどね。あ~、残念。一昨年のロビン・ウィリアムズ(先日、「ナイト・ミュージアム/エジプト王の秘密」を観たが、もう彼は観られないんだよなあ、とじみじみと観てしまった)の時も驚いたし残念だったが、まだ60代だった2人。何とも早すぎる死。残念でなりませんね。

ご冥福をお祈りいたします。
「いつか晴れた日に」と「ラブ・アクチュアリー」をまた観ようかなあ、と思っています。