2022年7月公開中のチェック映画

峠 最後のサムライ 2019年 日本

先月は突発事項があり、あっという間に過ぎて更新できずに終わりました。今月は更新しなければ、と少し焦りつつ書いています。ロードショーをピックアップしようかと思ったりもしたのですが、1日公開のバズ・ラーマン監督の「エルヴィス」くらいしか興味のわく作品がなく(そうは思いたくないが年のせい?)、予告映像を見るとなかなかハンサムなエルヴィス役のオースティン・バトラーや、悪いマネージャーなの?と思えるパーカー大佐役のトム・ハンクスも気になりますが、今月公開のロードショーではなく今月もまだ公開中の映画の中から是非観たい作品をピックアップ。

やはり公開前から大注目であったと言える「トップガン マーヴェリック」。これはイチオシではなかろうかと個人的にも思うところ。別にトム・クルーズの大ファンではないけど、不思議と気になる好きな俳優の一人であることに変わりない。あのマーヴェリックがどんな人生を送って教官として戻ってきたのか気にならずにはいられない。実は6月中に観に行く予定であったのだけれど、冒頭で言ったように突発事項があり何もしないまま6月は過ぎてしまいました。早く観に行かないと終了してしまう、と少し焦っています。

もう一本は邦画の「峠 最後のサムライ」。歴史のコーナーや時代劇のコーナーを休み続けていますが、実は私は歴史好きの幕末ファン。そしてこの映画の主人公である”河合継之助”も好きな人物の一人です。役所広司は私の河合像のイメージとは合っていないのですが、彼ならこの役をきっちりこなせるであろうとも思います。今回公式ページでは林修先生が宣伝特使として河合継之助のことを紹介していますが(動画でも解説)、是非この紹介文、動画をチェックしてから映画を観るのがオススメ!、と感じてしまいました。

幕末動乱期の時代が大きく変化する時期、これまでも様々な人々の生き様がテレビドラマになり、映画として上映されて来ました。各々の立場、背景、属する場所によって、それぞれの生き方があり選択があります。基本、私は幕府側が好きなのですが、幕府・会津側であれ、薩長の官軍側であれ、皆思いは同じだったはず。だからこそ、戦になっても明治以後は新たな時代への各自の多くの熱い思いを胸に秘め、また時に憤りや怒りを収めつつも協力して「日本」という国を作り上げることができたのでしょう。

「峠 最後のサムライ」では、幕府側として戦った長岡藩士河合継之助を描いています。時代の変化を敏感に読み取り、生き抜く方法を考え実行し、さらなる未来への展望も予想していたであろう男の最期は、武士として生き抜くという選択。でもそれこそが、日本人としての生き方、そんな気が私にはしてしまいます。今こそまた、彼のような人物が必要な時代かもしれませんね!(2022/7/14)