コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語
CALL THE MIDWIFE 2015年より放送 現在第11シーズン イギリスのテレビドラマ
今月はどこかのテレビ番組の宣伝か何かで観た「ルパン三世VSキャッツ・アイ」が正直観たいというのが本音。なんと懐かしいこの2作品。どちらにもそれなりの思い入れがあるアニメ作品です。「ルパン三世」では、声優さんたちの交代でファンの間でも色々話題になったし、「キャッツ・アイ」は美人三姉妹の泥棒とあって、女子の間でも人気のあったアニメだと思います。私は瞳役の声優である戸田さんのファンでしたが、実は密かに泪姉さんに憧れていました。美人で頭がよくてスタイル抜群。この作品、観たい、観たいけど、観られるのはアマゾンプライムでだけ。
ということで、今月のピックアップ作品は海外ドラマの「コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語」です。先月から放送開始のアニメ「ツルネ-つながりの一射-」も面白すぎて(原作は既読済み)書きたいのは山々ですが、アニメ続きになっているので、今月はやめておきます。
この作品はジェニファー・ワース原作のイギリスのテレビドラマ化作品。自身の経験が元になっている原作だそうです。1950年代のイギリス、ロンドンの貧民街であるイーストエンドが舞台です。この地域に不可欠な存在である「ノンナートゥス・ハウス」の修道女、看護師資格も持つ助産婦たちの活動を描いたドラマとなっています。既に第11シーズンまで出来ているヒットシリーズ。物語は裕福な家庭のお嬢様であるジェニー・リー(演じるのはジェシカ・レイン)がやって来るところから始まります。そして、彼女が去る第3シーズンまでは、彼女の助産婦としての、また女性として、人としての成長が中心に進行していきます。
けれど、第6シーズンまで観た私の感想は彼女だけでなく、この当時のイギリスの女性たち全般を描いているように感じます。それぞれの事情や環境、考えや思い、立場や信仰の違い、医療と政治、そういったすべてのものをひっくるめて、イーストエンドという地域、当時のイギリスの様子を描いた作品と言えそうです。一つ一つのエピソードには心打たれ、イギリス全土で大ヒットしたのも納得ですね。特に女性には観てほしい作品です。外国であるイギリスが舞台ですが、女性として共感できる部分も大いにあるテレビドラマです。(2023/02/07)