ユアン・マクレガー

Ewan McGregor

既にこのスターコーナーでUPしているジュード・ロウジョニー・リー・ミラーらと共に映画製作会社「ナチュラル・ナイロン」を設立したユアン。1999年の「チューブ・テイルズ」では監督業にも進出。とはいえ、やはり俳優業の方が好きなのかしら?、と思うくらい作品出演数は多いのではないかと私は感じてしまうのだが、いかがでしょうか?(ファンとしては嬉しいですね!)。私の彼への応援は「シャロウ・グレイブ」から始まっているので、自慢じゃないですけど、結構長い。

あちこち好きな俳優が多い私(浮気性?)としては言い訳になりますが、育児しながら気になる俳優の全作品をこなすのは、なかなかハード。ユアンの作品も同様に2000年以降は観ていない作品ばかり。当然のことながら、子供たちが好きなアニメを一緒に観ることになります。それはそれで、私としては新たな発見もあり、面白かったのですが(現にアニメコーナーまで作ってしまいました)、その子供のアニメにさんざんつきあわされ、なんと「クローン・ウォーズ」まで観てしまいました。

ユアンと何の関係があるかって? ご存じのようにこの作品は「スター・ウォーズ」作品の「クローンの攻撃」と「シスの復讐」の間の話としてアニメ作品の連続ドラマであり、アナキンやオビワン、アミダラなど映画の俳優の姿がアニメになって登場しています。日本では確か吹き替えも映画版と同じだったはず。これを子供と観ているうちに、実は「スター・ウォーズ」シリーズって、ダースベイダーとルークの親子の物語じゃなくて、ユアン演じるオビワンの苦悩の話なんじゃないか、と感じてしまったわけです。

ユアンがこの役をオファーされたのは実は「スター・ウォーズ」でオビワンを演じたアレック・ギネスの若い頃の容姿にユアンが似ていたことも理由のひとつ、と何かで読んだのですが、正直最初にこのキャスティングを聞いたときには私には信じられず、少しだけ不安でした。何といっても「スター・ウォーズ」の最初の三部作は私にとっては青春時代の大事な思い出だし、自分の映画史の中でも上位を占める作品。イメージが壊れるのは怖かったけれど、しかし、完成した作品を観たときはその気持ちは吹っ飛び、ますますユアンが好きになってしまいました。そして、アニメの「クローン・ウォーズ」を観ながら、是非、実写で、と贅沢な願望を抱いてしまっているのでした。(2013/07/09)


以下の部分は今回かなり追記と修正(2024/09/04)

おもな作品:「シャロウ・グレイブ」(1994年)、「ブルー・ジュース」(1995年)、「トレインスポッティング」、「Emma エマ」、「ピーター・グリーナウェイの枕草子」(1996年)、「ベルベット・ゴールドマイン」(1998年)、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 」(1999年)、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(2002年)、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005年)、「ミス・ポター」(2006年)、「フィリップ、きみを愛してる!」(2009年)、「インポッシブル」(2012年)、「プーと大人になった僕」(2018年)、「ドクター・スリープ」(2019年)

ドラマ代表作品:「FARGO/ファーゴ3」(2017年)

管理人おすすめ:スター・ウォーズシリーズ、脇役だけど、「アメリア 永遠の翼」(2009年)。この作品はヒラリー・スワンクがヒロインのアメリア役で、彼女を支えたジョージをリチャード・ギアが演じています。アメリアは星樹館でも取り上げたい女性ではあるのですが、まだ未投稿。私の中ではヒラリーはアメリアに合っているとは思えないのですが、ユアンのクレジットに惹かれて観てしまいました。作品の出来不出来や好き嫌いは分かれるところですが、脇役のユアンをひたすら観たいだけならオススメ。メジャーどころでは同年の作品「天使と悪魔」。「インポッシブル」(2012年)、「プーと大人になった僕」(2018年)、双子の兄弟の二役を演じた「FARGO/ファーゴ3」(2017年)ただし、ユアンを観ることが目的での鑑賞。内容は好みがわかれる作品です。

紹介作品:「ブルー・ジュース」(1995年)、「Emma エマ」(1996年)、「インポッシブル」(2012年)

チェック作品:ずっと宿題になっている「ベルベット・ゴールドマイン」(1998年)、「ミス・ポター」(2006年)。やはり西部劇の「荒野はつらいよ~アリゾナより愛をこめて」(2014年)。ユアンがどんな脇役なのかは不明だけれど、とりあえず出演者がなかなかすごいので興味惹かれます。そして、これも長年観たいと宿題になっている2013年の「8月の家族たち」。「トレインスポッティング」の続編である「T2 トレインスポッティング」(2017年)。あまりに長い時間が過ぎたので前作と連続で観たいところ。イーサン・ホーク紹介でも書いた「レイモンド&レイ」(2022年)。

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